香港のことへの介入をやめるよう米国に促す 中国外交部

香港のことへの介入をやめるよう米国に促す 中国外交部

中国外交部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京3月26日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は25日の記者会見で、ブリンケン米国務長官の香港特別行政区「国家安全維持条例」に関する発言について、中国は米国が香港の国家安全維持条例を何度も誹謗中傷することに強い不満と断固とした反対を表明し、米国に対して香港のことへの介入と中国への内政干渉を直ちにやめるよう促すと述べた。

 林氏は「香港のことは純粋に中国の内政に属し、いかなる国もあれこれを言う権利はない」と強調。国家安全維持条例の発効は香港が基本法第23条に規定された憲法制度の責任を効果的に実行したことを示し、香港の発展の安全の礎をさらに堅固にし、香港の「安定から発展」実現を加速させると指摘し、香港各界も支持していると述べた。

 米国自身の国家安全システムは非常に厳しく、法律の多さと域外適用の広さは世界でも類を見ないと指摘。香港の安全維持条例の制定に口出しするのは露骨な政治のもてあそび、偽りの二重基準(ダブルスタンダード)だと反論した。

 国家の主権と安全、発展の利益を守り、「一国二制度」方針を貫く中国政府の決意は揺るがないとし、米国に対し、中国の主権と香港の法治を確実に尊重し、国際法の原則と国際関係の基本準則を厳守し、香港のことへの介入と中国への内政干渉を直ちにやめるよう促した。

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