米公式による今季のタイトルホルダー予想 ナ本塁打王はアロンソ

アメリカ国内でのレギュラーシーズン開幕が迫るなか、米公式サイト「MLB.com」では87人の記者投票によって今季のタイトルホルダー予想を実施した。対象は首位打者、本塁打王、盗塁王、最優秀防御率、最多奪三振、最多セーブの6部門。日本人選手では、吉田正尚(レッドソックス)が首位打者、大谷翔平(ドジャース)が本塁打王、山本由伸(ドジャース)が最優秀防御率と最多奪三振、今永昇太(カブス)と千賀滉大(メッツ)も最優秀防御率で票を獲得したが、各部門の1位になった選手は1人もいなかった。

首位打者はボー・ビシェット(ブルージェイズ)とルイス・アライズ(マーリンズ)が1位に。アライズはリーグを跨いで2年連続首位打者に輝いている巧打者、ビシェットも2021年から2年連続リーグ最多安打、昨季もリーグ4位の175安打を放っているヒットメーカーであり、かなり無難な予想になったと言える。

本塁打王はアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とピート・アロンソ(メッツ)が1位に。ジャッジは2017年に52本塁打、2022年にはリーグ新記録の62本塁打を放っており、故障さえなければ間違いなく最有力候補だろう。アロンソはメジャーデビューした2019年以降、全選手中最多の192本塁打を記録。こちらも妥当な選出と言える。

盗塁王はエステウリー・ルイーズ(アスレチックス)とロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)という昨季のタイトルホルダー・コンビが1位に。ルイーズは出塁率向上次第でさらに盗塁数を伸ばす可能性があり、アクーニャJr.は今季も引き続き積極的に走りまくるはずだ。

最優秀防御率はア・リーグがコービン・バーンズ(オリオールズ)とルイス・カスティーヨ(マリナーズ)の2人、ナ・リーグはスペンサー・ストライダー(ブレーブス)が1位に。ほかにも各球団のエース格に順当に票が入ったが、ナ・リーグは山本、今永、千賀の日本人3投手も票を獲得した。

最多奪三振はパブロ・ロペス(ツインズ)とストライダーが1位に。ロペスは昨季リーグ2位の234奪三振をマークし、キャリアハイを更新。ストライダーは昨季メジャー1位の281奪三振を記録しており、今季はシーズン300奪三振を達成する可能性もありそうだ。

最多セーブはジョシュ・ヘイダー(アストロズ)とエドウィン・ディアス(メッツ)が1位に。ヘイダーは強豪アストロズへ移籍してセーブ機会が増えることが予想されるため、有力な候補と言える。故障から復帰するディアスはどれくらい本来のピッチングが戻っているか、そしてどれくらいセーブ機会が巡ってくるか次第だろう。

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