「ミスさんさ踊り」の名称・応募条件見直しを 市民団体が要望 実行委会長の盛岡市長は検討を約束

盛岡さんさ踊りに花を添える「ミスさんさ踊り」について、応募条件や名称が時代にそぐわないとして26日、市民団体が市長に変更を要望しました。

要望書を提出したのは、市民の有志でつくる「かだって!さんさをひろげるプロジェクト」です。この団体にはさんさ踊りの参加経験者や元ミスさんさ踊りも参加しています。

「ミスさんさ踊り」の今年の応募条件は、18歳から28歳までの未婚の女性に限定されていて、団体は応募条件の廃止と名称の見直しを訴えています。
盛岡さんさ踊り実行員会の会長を務める内舘茂盛岡市長は、今年はすでに募集が始まっているため変更はできないとしたものの、来年に向けて応募条件や名称について変更を検討することを約束しました。

(内舘茂 盛岡市長)
「名称や応募条件も含めて今まで関わってきた皆さんと一緒に考えていくことが大事だと思っています」

全国的には山形市の「山形花笠まつり」が女性限定としていた「ミス花笠」について、今年から男女問わず申し込みができるようにしました。

(団体の代表 佐藤真子さん)
「検討するに当たって今後どういう形に変更されていくのか、本質的にミスさんさが変えられるのかを私たちの団体では今後も見守っていきたい」

「ミスさんさ踊り」の応募条件や名称の変更があるのか、今後の議論が注目されます。

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