東名高速で乗用車に衝突、逃走の男を容疑で逮捕 「逃げた感覚ない」と否認

神奈川県警高速隊(資料写真)

 神奈川県警高速隊は26日、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、大阪府松原市、会社員の男(58)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2日午後6時25分ごろ、山北町の東名高速道路下り線で、酒を飲んだ状態でトラックを運転し、レッカー作業のため路肩に停車していた乗用車に衝突して中にいた会社員の男性(47)に軽傷を負わせ、そのまま逃走したとしている。男は「事故についてアルコールの影響はなかった。何にぶつかったかわからないので逃げたという感覚もない」などと供述、容疑を否認している。

 同隊によると、現場は片側2車線の直線で、男性はレッカー作業を終えて車内にいた。男性の110番通報を受け、高速隊員が付近を捜索したところ、足柄サービスエリア内でフロントガラスが割れた車両内に男がいるのを発見した。事故現場にはトラックのバンパーの一部とみられる部品が落ちていたという。 

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