江口のりこ&中条あやみ、撮影を振りかえり「尼崎はいい街」

兵庫・尼崎を舞台にしたご実家ムービー『あまろっく』の兵庫県先行公開にあわせ、W主演の江口のりこと中条あやみが3月25日、斎藤元彦兵庫県知事を表敬訪問した。

映画『あまろっく』に出演する江口のりこ(左)と中条あやみ(3月25日・神戸市内)

同映画は、兵庫県尼崎市で生まれた優子(江口)は、東京の大手企業で働くものの、理不尽なリストラによって失業。39歳・独身で実家に戻ってくる。ニートのような生活を過ごしていると、父(笑福亭)が突然再婚すると20歳の早希(中条)を連れてくる。優子は年下の母との共同生活を受け入れることができないが、やがて家族の本当の姿に気づいていくハートフルコメディだ。

再婚相手の母を演じた中条は、「尼崎のみなさんに協力していただいてできた映画やなと思うし、尼崎の良さが映画のあたたかみにつながっているんじゃないかと感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。鶴瓶と3人で訪れた定食屋や神社での住民とのやりとりも披露し、映画のあたたかさや人情がリアルに街のなかにあると感じたそう。

尼崎を「いい街だなと思いました」と語る江口のりこ(3月25日・神戸市内)

また、尼崎がいい街だと感じたのは江口も同じで、「ガラの悪いイメージがあるじゃないですか、でも初めて行ったら駅前はお花畑でめっちゃ綺麗ですよね。いい街だなと思いました」と話した。一方で、タイトルにもなっている海抜0メートルの尼崎を水害から守る「尼崎閘門(通称:尼ロック)」を撮影で訪れたときの感想は、「思ったよりこじんまり。あ、これか・・・と思った」と正直な気持ちを口にした。

斎藤県知事からはサプライズで「ひょうごフィールドパビリオンアワード」として『あまろっく』の受賞が発表され、オスカーならぬ手作りダンボール製の「ひょスカー」像が手渡され、ふたりは「えー、すごい!」と喜んだ。

兵庫県知事への「表敬訪問」にて、(左から)齋藤兵庫県知事、江口のりこ、中条あやみ(3月25日・神戸市内)

映画『あまろっく』は、4月12日兵庫県先行公開、4月19日に全国公開される。メガホンを取るのは中村和宏監督。

取材・文・写真/太田浩子

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