茂木健一郎氏、松本人志に提言「アコースティック、unpluggedなお笑いをされたらいいのに」私見つづる

脳科学者の茂木健一郎氏が27日、自身のX(旧ツイッター)を更新。1月から活動休止中のダウンタウン・松本人志が女性に性的行為を強要したとの報道で名誉を毀損されたとして、文藝春秋などに5億5000万円の慰謝料などを求めた訴訟の第1回口頭弁論(3月28日)を前に、代理人弁護士を通じてコメントを発表し、自身のXにも同内容の文面を投稿したことを受け、お笑い芸人としての今後の方向性について私見をつづった。

茂木氏は「1日経って、松本人志さんのポストにあらためて思う」と切り出し、「ギターで言えばエレキじゃなくてアコースティック、unpluggedなお笑いをされたらいいのに」と提言。「テレビ局とか後輩芸人などの仕掛けが、エレキ。そういう助けなしで、ご自身でピンで話してユーチューブあげればいい。面白い人はただ話しても面白いはず」とその意味するところを説明した。

「unplugged(アンプラグド)」とは、電力を使わない楽器の演奏スタイルを指す。テレビ出演ではなく、劇場などでのライブや独自の媒体であるYouTubeなどでの表現活動を自身の見解として提言した。

茂木氏は26日付のX投稿で「ひさしぶりに松本人志さんの言葉にふれることができて、安心しました。 私は、松本さんや日本のお笑いについて発言して来ましたが、私が必ずしも好きではなかったり評価しないお笑いのかたちがあっても、それが今回の松本さんのようにメディアから『排除』されることを希望していたわけではありません。」などと長文の投稿を通して、松本が置かれている状況への思いをつづっていた。

(よろず~ニュース編集部)

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