成田空港上空で撮影された映像　「マッドマックス」感溢れる地上の様子に目を疑う

「マッドマックス」化した千葉県の様子がX上で話題になっています。

投稿したのは、Xユーザーの@_watoさん。

当ポストは2024年3月26日時点で7700件を超えるいいねを集めており、「そんなに風が強かったのか」「空から見るとスゲェ」「ホント凄かったんだな…」と多くの反響が寄せられています。記事後半では、成田空港がある千葉県に関連して、千葉県の観光入込客数を紹介します。

※投稿写真は【写真2枚】をご参照ください

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成田空港上空がまるで「マッドマックス」状態

「千葉県風強すぎてMADMAX味あるくらい土埃すごかった」というコメントとともに投稿されたのは、1本の動画でした。

そこに収められていたのは、飛行機の窓から撮影した地上の様子。

成田空港付近で海側から着陸体制に入ったところを撮影したとのことですが、あたり一帯に土埃が舞っており、これが千葉上空だとは信じられませんね。

荒廃した近未来が舞台の映画「マッドマックス」が思わず思い浮かんだというのも納得です。

八街市で「やちぼこり」と呼ばれている現象

投稿主の@_watoさんが目撃したのは、おそらく「やちぼこり」です。

成田空港近くの八街（やちまた）市周辺では冬から春先にかけて強風が起きやすく、強風で飛散する土埃は「やちぼこり」と呼ばれています。

千葉県といえば落花生の生産地としてよく知られていますが、収穫が終わったあとの落花生畑に強い風が吹くと土埃が広がってしまうとのこと。

@_watoさんの投稿には「今日の千葉県まじでこれ」「今帰ったのだが家の中埃まみれ..」といった声も寄せられ、近隣住民の悩みの種になっているようです。

2度着陸寸前で取りやめて3度目でようやく着陸

大きな話題を呼んだ、「マッドマックス」感溢れる千葉の様子。

投稿主の@_watoさんに撮影時の心境を聞いてみると、「本当に素直に。マッドマックスみたいだなーと思いました。 海の方まで砂が舞っていて、千葉県の海岸線も途中から先が見えなくなっていました」と話してくれました。

強風は飛行機の着陸にも影響を及ぼし、着陸態勢に入ると機体は大きく揺れたとのこと。その後、2度着陸寸前で取りやめて3度目でようやく着陸したときには機内で拍手が起こるほどだったそうです。

@_watoさんは奄美大島在住で月に1度東京を訪れるそうですが、「今までこんなことなかったので、相当風が強かったんだなーと。改めて認識しました」と説明。

「やちぼこり」はとくに3月の被害が多い

ここからは千葉県の観光入込客数を紹介します。

2022年の観光入込客数は約1億3773万人、宿泊客数は約約1420万人で外国人は約60万人。ちなみに日本国内の旅行消費額（2022年）は、17兆1929億円となっています。

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている千葉県の「やちぼこり」について紹介しました。

毎年この時期に千葉県民を悩ませている「やちぼこり」。ひどいときには路上に土が積もったり、車のフロントガラスが茶色一色になってしまうこともあるようです。

冬から春先にかけて、とくに3月の被害が大きいとのことなので、周辺を訪れる際には注意したほうがよさそうです。

参考資料