嘉手納に米軍F22ステルス戦闘機6機が飛来 F35Aの交代機か 約1年ぶりの配備となる可能性 

 沖縄県の米空軍嘉手納基地に27日午前、F22ステルス戦闘機が計6機飛来した。同基地に暫定配備されているF35Aステルス戦闘機の交代機と見られ、2023年4月6日以来、約1年ぶりの配備となる可能性がある。

 飛来したF22は、米ハワイ州のパールハーバー・ヒッカム統合基地所属。さらに追加機体が飛来する可能性がある。

 F35同様に騒音が大きなF22は、22年11月に嘉手納基地への暫定配備の第1陣として飛来した。運用を本格化させた同12月の騒音回数は年間の月別最多となる1万9180回に上り、北谷町砂辺で113.2デシベルを観測するなど激しい騒音を連発させた。

 23年1月は騒音がさらに増え、同年の月別最多となる2万1567回を記録した。

 地元の嘉手納町や基地周辺自治体は騒音激化による基地負担軽減を訴え、外来機の飛来に反対している。

米空軍嘉手納基地に飛来したF22ステルス戦闘機=27日午前11時20分ごろ、同基地周辺上空(読者提供)

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