中国初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都号（アドラ・マジックシティー）」。（資料写真、上海＝新華社配信）
【新華社上海3月27日】中国上海税関が25日に発表した同市の1～2月の船舶輸出量は前年同期比2.1倍の149隻、輸出額は3.2倍の99億5千万元（1元＝約21円）だった。
貿易方式別の輸出額は、加工貿易が2.9倍の84億5千万元、対外請負工事に伴う貨物輸出が3億2千万元となった。
市場主体別では、国有企業が2.9倍の87億7千万元で全体の88.2％、民間企業が31.6倍の11億8千万元で11.8％をそれぞれ占めた。
主要輸出相手別では、欧州連合（EU）が32億8千万元で大幅に増加し、全体の33.0％を占めた。シンガポールは3.1％減の24億元だった。
船種別では、前年同期に輸出実績のなかったコンテナ船の輸出量が10隻、輸出額が49億9千万元となり、1隻当たりの価格は5億元だった。ばら積み船は輸出量が50.0％増の6隻、輸出額が75.2％増の17億4千万元、価格が16.8％上昇の2億9千万元。タンカーは輸出量が2倍の8隻、輸出額が16.5％減の16億3千万元、価格が58.3％低下の2億元だった。
