結婚式の2次会の司会を頼まれるも披露宴に招待されなかった女性 「私は友人として相応しくないのか」と納得いかず

画像はイメージ

友人の言動にモヤモヤしながらも、縁を切れずにいる人はいないだろうか。特に長い付き合いの場合、うやむやにしがちだが、結局そういう縁は何かのタイミングで切れるものかもしれない。

大学卒業後も親しくしていた友人と、絶縁した当時を回想した東京都の60代の女性。友人は結婚が決まると、女性に2次会の司会を頼んできて、こう言った。

「大切な会だから信用できる親友のあなたに是非やってもらいたい。準備が大変だと思うから披露宴には呼べないけどよろしくお願いします」

披露宴には呼べない理由としては不可解だが、友人の結婚への出席が初めてだった女性は、「そういうものなのかな?」と思ったそう。このあと驚きの展開が待っているとは知る由もなかった。

「え?何で披露宴来なかったの?」

2次会で司会を務めた女性に、大学時代の友人たちは「え?何で披露宴来なかったの?」と声をかけてきたのだ。彼女たちは、女性よりも友人との付き合いが薄かった。にもかかわらず、自分だけ披露宴に呼ばれなかったことに、ひどくショックを受けた女性は、

「親族や会社関係、友人たちが集まる『披露宴』には私は友人として相応しくないと思われていたのかとモヤモヤしました」

その後、授かり婚をし、その旨を友人に報告したときにも、驚きの顛末となった。

「彼女の夫から『子どもができたから結婚なんて順序が違う!親がどんな思いをしたと思っているんだ?』と手紙で怒られました」

「確かに順序が違うのは納得していました」という女性だが、「他人にそこまで言われる筋合いはないと思いました」と怒りが湧いてきた。書いたのは友人の夫だが、「差出人は彼女だった」ことから、

「夫がそのような手紙を出すことに彼女が反対しなかったこともショックでした」

と当時の心境を振り返った。結局女性は、友人になぜこのような手紙を送ったのか、問いただすことはしなかったようだ。

するとしばらくして、友人から出産祝いが届き驚いた女性。「どういうつもり?」と思いながらも早急にお返しだけし、このあと一切の連絡を断った。「本当にどういうつもりだったのでしょう?」と女性は繰り返した。何十年経っても解けない謎に、いまだにモヤモヤさせられているようだ。

© 株式会社グローバルウェイ