遼寧省大連市、黒鉛・炭素材料の生産拠点着工

遼寧省大連市、黒鉛・炭素材料の生産拠点着工

大連市の星海広場とその周辺の夜景。(資料写真、大連=新華社配信/朴峰)

 【新華社北京3月27日】中国遼寧省大連市でこのほど、黒鉛(グラファイト)と炭素(カーボン)材料の産業団地「大連石墨谷炭材料産業新城」の着工式が行われた。黒鉛・炭素材料メーカーの黒竜江省石墨谷産業集団とリチウムイオン電池材料メーカーの貝特瑞新材料集団が共同出資して建設する。

 同団地は大連市金普新区の松木島化学工業産業開発区に建設される。着工した1期プロジェクトは投資額が61億6千万元(1元=約21円)、敷地面積が69万平方メートル。2025年末までの稼働を目指す。稼働後は、年産1300トンのカーボンナノチューブ、48万5千トンの人造黒鉛、10万トンの人造黒鉛負極材などの生産が計画されている。

 準備中の2期プロジェクトは計画投資額が15億元で、天然黒鉛負極材を生産する。1、2期プロジェクト完了後の年間生産額は87億元に上り、年間納税額は6億5千万元、雇用者数は約2千人を予定している。

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