精密プレス部品の 三陽製作所 モーター向け積層部品参入 電動化市場を開拓

新たに導入する高速精密プレス機

 自動車の精密プレス部品を手掛ける三陽製作所(本社刈谷市井ケ谷町庄司50の18、鈴木豊社長)は、電動化市場の開拓に乗り出す。本社工場に、モーター向け積層部品の専用設備を新たに導入する。まずは電動のパーキングレーキやオイルポンプ用などの積層部品を展開し、将来的には駆動モーター向けを狙う。電気自動車(EV)の普及に伴い今後、搭載されるモーターの数は増加するとみられており、2026年以降、モーター向け売り上げで2億円規模への育成をめざす。  (竹田ゆりこ)

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