俳優・村杉蝉之介被告に執行猶予3年付きの有罪判決

村杉蝉之介被告(大人計画のホームページより)

 密売人から薬物を購入し、自宅で大麻リキッドを所持したなどとして、麻薬特例法違反(譲り受け)などの罪に問われた東京都足立区、俳優村杉蝉之介(せみのすけ)(本名友一)被告(58)の判決公判は27日、福島地裁で開かれ、三浦隆昭裁判長は懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)を言い渡した。

 判決理由で三浦裁判長は、村杉被告が薬物の種類を判別できないほど雑に保管するなど「違法所持への規範意識が乏しい」と指摘。リラックスしたいなどの安易な理由で薬物を使用していたことから「違法薬物への親和性が認められる」と断じた。

 一方、治療を受けるなど、再犯防止に努めていることから執行猶予を付けた。

 判決によると、村杉被告は2022年11月~昨年1月、4回にわたり規制薬物などを郵送で譲り受けたほか、昨年11月29日には自宅で大麻リキッド約0.49グラムを指定薬物と思い込んで所持した。

 村杉被告はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」などに出演した。

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