子ヤギすくすく 出産シーズン「元気に育ってほしい」

生まれた子ヤギと母ヤギ

 葛尾村上野川地区の肥育牛生産施設で飼育されているヤギが、出産シーズンを迎えている。今年初めて生まれた子ヤギは体長約30センチの雄で、母ヤギに寄り添って乳を飲んだり、牛舎の中を走り回ったりしている。

 施設内を初めて散歩した時は、牛舎で飼われている猫や犬に鼻先を近づけるなど、一緒に暮らす動物に興味津々の様子だ。

 東京電力福島第1原発事故後、2017年に村での畜産業を再開し、新たに創業した「牛屋」代表の吉田健(つよし)さん(49)は「ヤギはきれいに草を食べてくれる。子ヤギも元気に育ってほしい」と話した。

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