JR盛岡貨物ターミナル駅、新事務所棟が完成 輸送力強化へ

テープカットで新事務所棟の完成を祝う関係者ら

 JR貨物東北支社(仙台市、亀山直人支社長)の盛岡貨物ターミナル駅の新総合事務所棟が完成した。敷地内にあった運送会社など7社が入居。空いた土地にはコンテナの荷物をトラックに積み替える拠点も整備する予定で、トラック運転手の残業規制による物流の「2024年問題」を見据え、輸送力強化を図る。

 27日に現地で竣工式を行い、亀山支社長や入居企業代表ら約30人が出席した。

 新棟は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積約1700平方メートル。事業費約7億円。4月に利用開始し、同支社やグループ会社も入る。各社の事務所を集約し業務を効率化する。積み替え拠点「積替ステーション」は12月に完成予定。従来はコンテナに入れて専用トラックで同駅に運んでいたが、通常のトラックで直接輸送できるようになる。

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