【プレミアリーグ 第30節 プレビュー】譲れない首位攻防戦で冨安健洋復帰なるか リヴァプールも負けられない一戦に挑む

写真:大一番を制するのはアーセナルとマンチェスター・シティどちらか ©Getty Images

日本時間3月30日から4月1日にかけて、プレミアリーグ第30節の10試合が行われる。昨シーズン、優勝争いを演じたマンチェスター・シティとアーセナルが首位攻防戦として激突。タイトルの行方を左右する重要な一戦となる。日本人対決は実現しないとはいえ、リヴァプール vs ブライトンも注目度の高い一戦だ。
 

◉注目カード

■マンチェスター・シティ vs アーセナル
マンチェスター・シティ vs アーセナルの一戦は、3位と首位ながら勝ち点1ポイント差の首位攻防戦。両チームともに各国代表選手を多く抱えており、インターナショナルマッチウィーク明けの試合では苦戦しがちだが、今回はそのタイミングでお互いに負けられない大一番を迎える。マンチェスター・シティはカイル・ウォーカーとジョン・ストーンズがイングランド代表の試合で負傷した。ウォーカーは幸いにして軽傷で、この試合に出場できる可能性もあるが、ストーンズは不透明な状況だ。アーセナルもブカヨ・サカやガブリエウ・マガリャンイスがケガで代表から離脱したが、両者ともに重傷ではなく、出場可能とされている。冨安健洋やトーマス・パーティも復帰しており、陣容への不安が快勝されつつある。今シーズンは開幕前のコミュニティシールド、リーグ第8節の対戦ともにアーセナルが勝利している。マンチェスター・シティとしては、3連敗は免れたいところだろう。

■リヴァプール vs ブライトン
首位アーセナルと1ポイント差で2位につけるリヴァプールはホームにブライトンを迎えての一戦となる。三笘薫が負傷離脱中であるため、遠藤航との“日本人対決”は実現しないが、相手の中軸選手が不在というのは、リヴァプールとしては不安要素が1つ減ることを意味する。遠藤は日本代表のアウェーゲームが中止となった影響で早期のチーム合流が実現。ダルウィン・ヌニェスが軽度の負傷の影響でウルグアイ代表への招集を回避し、リカバリーに充てられたのも、チームとしてはプラスだったと言える。マンチェスター・シティ vs アーセナルの結果次第では首位に返り咲ける可能性もあるだけに、確実に勝利を収めたい一戦となる。

■トッテナム vs ルートン・タウン
橋岡大樹を擁するルートン・タウンは、5位トッテナムとのアウェーゲームという難しい一戦に挑む。橋岡は3月13日のボーンマス戦で移籍後初先発を飾ったものの、失点に絡み途中交代。その影響からか、続くノッティガンム・フォレスト戦はベンチ入りしながら出場機会は訪れなかった。強豪相手の試合であり、チーム自体は残留争いを演じているため橋岡に出場機会が与えられるかどうかは分からないが、ソン・フンミンやリシャルリソン、ジェームズ・マディソンといった実力者とマッチアップする姿に期待したい。

■その他の見どころ
マンチェスター・ユナイテッドはアウェーでブレントフォードと対戦。マーカス・ラッシュフォードやスコット・マクトミネイ、アレハンドロ・ガルナチョといったアタッカー陣が好調ぶりを発揮する一方、イングランド代表の試合でハリー・マグワイアが負傷するなど、相変わらずケガ人が多い。イングランド代表に復帰したアイヴァン・トニーを擁するブレントフォードにもチャンスがありそうだ。4位アストンヴィラはウルヴスとのホームゲーム。第8節での対戦時は1-1のドローに終わるなど、直近の直接対決5試合の戦績はウルヴスが3勝2分けと大きくリードしている。アストンヴィラにとっては難しい一戦になりそうだ。
 

◉プレミアリーグ 第30節 対戦カード

3月30日(土)
21:30 ニューカッスル vs ウェストハム

3月31日(日)
0:00 チェルシー vs バーンリー
0:00 シェフィールド・ユナイテッド vs フラム
0:00 ノッティンガム・フォレスト vs クリスタルパレス
0:00 ボーンマス vs エヴァートン
0:00 トッテナム vs ルートン・タウン
2:30 アストンヴィラ vs ウルブス
5:00 ブレントフォード vs マンチェスター・ユナイテッド
22:00 リヴァプール vs ブライトン

4月1日(月)
0:30 マンチェスター・シティ vs アーセナル

※時刻はすべて日本時間

© 株式会社SPOTV JAPAN