新幹線の函館駅乗り入れ「可能」 市の試算結果が判明 フル規格想定

函館市の大泉潤市長が掲げる北海道新幹線のJR函館駅乗り入れを巡り、市が行った調査の結果が判明しました。あす公表されます。調査は市がコンサルタント会社に委託しました。関係者によりますと、新函館北斗ー函館間18キロへの通常規格の新幹線乗り入れは可能と結論付け、整備費をおよそ161億円から169億円と見積もっています。新函館北斗駅から函館駅に向かう上りの在来線で線路にレールを1本加える「三線軌条方式」を採用します。車両が小さいミニ新幹線ではなく、通常規格の新幹線を引き込むことができると説明しています。また、五稜郭駅への新幹線の停車も見込んでいます。大泉市長は乗り入れに向けた議論を今後加速させるとみられ、JR北海道など関係機関との調整が焦点となります。

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