「多古米」など海外への販路拡大に向けて活動 千葉・多古町が報告会開催

「多古米」など海外への販路拡大に向けて活動 千葉・多古町が報告会開催

 持続可能な農業を目指しブランド米の「多古米」の海外への販路拡大など、この1年間に取り組んできた活動の成果などが3月28日、関係者に報告されました。

 報告会は、千葉県多古町が千葉市内で開いたもので、多古町の職員や農業に関連するスタートアップ企業などから約20人が参加しました。

 スタートアップ企業からの報告では、デジタルツールを活用して玄米の取引を効率的に行った事例や、捨てられたピーナッツの殻を使用したカトラリーグッズが紹介されました。

 また、多古町のブランド米「多古米」を使用して作った甘酒の試飲会をタイ・バンコクで3日間にわたり行った成果も報告され、多古町によりますと、甘酒は健康志向の強いタイの人から特に好評だったということです。

 多古町では2024年度以降、タイでの販売を目指すことにしています。

 農業が基幹産業の多古町では、成田空港からほど近い立地にありながら、海外への販路が開かれていないことが課題となっていて、多古町の担当者は「海外へ販路を広げることで、農業従事者の所得向上を目指し、持続可能な農業を実現させたい」と話しています。

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