2023年の大雨で大きな被害 馬場目川などの河川改修案を協議 秋田・五城目町

秋田朝日放送

2023年7月の大雨で大きな被害が出た馬場目川などの河川改修を話し合う委員会が秋田県五城目町で開かれました。

大学教授や漁協の組合長などでつくる委員会の1回目の会合が28日開かれました。五城目町では2023年7月の大雨で馬場目川など3つの河川が氾濫し600戸以上の住宅が床上・床下浸水するなど大きな被害が出ました。

これを受けて県は馬場目川の上流など3つの河川を現在の整備計画に新たに加えることにし28日その内容案を説明しました。

富津内川(ふつないがわ)ではあわせて3キロの区間で堤防を築いたり、土砂を削るなどして水が流れる面積を広くする河道掘削をしたりする計画です。馬場目川の5.7キロ区間でも川が流れる面積を広くする河動掘削を行います。内川川(うちかわがわ)の1キロ区間では曲がりくねった川の道をまっすぐにする「捷水路(しょうすいろ)」の整備を行います。

また、県は5月に住民の意見を聞く公聴会を開くことにしていて、委員からはこの会を開く前に住民に整備計画の内容を説明してもらう機会を作ってほしいと要望がありました。6月中旬に開かれる次の委員会を経て、県は8月末に整備計画について国の認可を得たい方針です。なお、五城目町は災害時における水門の操作の手順について助言を求めるなどの要望書を県に提出しました。

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