サム・ワーシントンが家族を守るため死闘に身を投じる元特殊部隊員に! 映画『トランスフュージョン』5.10公開&予告編解禁

映画『トランスフュージョン』ポスタービジュアル(C)2022 Yensir Holdings Pty Ltd and Stan Entertainment Pty Ltd

『アバター』シリーズのサム・ワーシントンが主演を務めるアクション映画『トランスフュージョン』の公開日が、5月10日に決定。予告編、ポスタービジュアル、場面写真が到着した。

本作は、元特殊部隊員が、愛する人を守るため再び銃を手に取り戦う姿を描くクライムアクション。

最愛の妻に先立たれ、喪失感に沈む元特殊部隊員のライアン。幼い息子のビリーを男手一つで育てるために退役せざるを得なかった彼は、誇り高き軍人としてのアイデンティティを失い、定職にもつけず退廃的な生活を送っていた。一方のビリーは、そんな父親からの愛を感じることが出来ずに孤独を覚え、内気でトラブルを起こしやすい性格に育っていた。

ある日、ライアンは特殊部隊員時代の同僚ジョニーと再会し、彼が戦闘能力を生かし裏稼業に手を染めて金を稼いでいることを知る。ジョニーから仕事へ誘われて一度は断るライアンだが、生活を立て直し息子との関係を再生するにはどうしても金が必要であると思い直し、承諾してしまう。しかしこの決断が最悪の事態を引き起こすことになるとは、この時のライアンは知る由もなかった…。

監督・脚本を務めるのは、オーストラリアが誇る俳優・作家のマット・ネイブル。執筆したスリラー小説「Still」が本国でベストセラーを記録し、俳優としては『キラー・エリート』でロバート・デ・ニーロやジェイソン・ステイサム、『リディック:ギャラクシー・バトル』でヴィン・ディーゼルらと共演を重ねるなど、マルチな才能を持つ人物だ。

そんなネイブル監督のこれまでのキャリアの集大成として長編初監督を飾った本作は、作家としての実力を遺憾なく発揮した緊張感あふれるストーリー・テリングと、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でスタントマンを務めたポール・ドイルらによるド迫力のアクションを融合させたエンタメ作品。

主人公ライアン役は、ジェームズ・キャメロン監督が手掛けた『アバター』シリーズのサム・ワーシントン。『さよなら、アドルフ』のケイト・ショートランド監督によるカンヌ国際映画祭出品作『15歳のダイアリー』で2004年にオーストラリア映画協会賞の主演男優賞を獲得して以降、『ターミネーター4』や『タイタンの戦い』、『ハクソー・リッジ』など超大作への出演が続く実力派俳優だ。本作では、妻の死や息子との関係修復に葛藤しながらも、家族を守るために容赦なき死闘に身を投じていく元特殊部隊員を、圧倒的な熱量と確かな説得力をもって演じきった。

予告編は、息子との不和や厳しい経済状況に苦しむライアンの姿で幕をあける。息子と生きるため、旧友から危険な“仕事”を持ちかけられたライアンは死闘に身を投じていくのだが…。今のままでは生活が立ち行かない、一方で引き受けた仕事は命を危険にさらすという、逃げられない2つの現実に挟まれたライアンの境遇が、観る者の胸を締め付ける。映像の後半には、武装した登場人物による銃撃戦や肉弾戦など激しい戦闘シーンが多数盛り込まれており、腕利きのスタッフが手掛けたアクションシーンにも期待が高まる内容となっている。

ポスタービジュアルは、「戦いの果てに赦しはあるか」というコピーと共に、ライアンがライフルを放つ姿を切り取ったもの。彼が何か重大な罪を背負って戦いに身を投じていることが暗示されている。その下には、在りし日のライアンと息子の姿、“断絶された父子の喪失と再生”というキーワードが記されており、家族に関して取り返しのつかない困難が起きてしまったことを感じさせる。手に汗握るアクションはもちろんのこと、家族が織りなす重厚で切ないドラマにも注目だ。

映画『トランスフュージョン』は5月10日より全国公開。

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