【記録達成への道➀】パイレーツで記録を更新し続ける地元のヒーローは300本塁打まであと1本

待ちに待った2024年シーズンがついに明日、開幕を迎える。見所は数々あるが、その1つに個人がこれまで積み上げてきた記録達成の瞬間があるだろう。開幕早々に記録達成を迎えそうなのが、2人の打者の通算300本塁打だ。

通算300本塁打にあと1本と迫っているのが、パイレーツのアンドリュー・マカッチェンだ。マカッチェンはプロ入りから2017年までパイレーツでプレーし、ドレッドヘアをなびかせながらパワーとスピードあふれるプレーで地元ファンを魅了。2013年にはシーズンMVPも受賞している。

2018年にトレードでジャイアンツへ移籍し、その後はヤンキース、フィリーズ、そしてブリュワーズでプレーするも2022年オフにFAとなり、2023年に古巣パイレーツへ復帰した。

これまで、パイレーツの本拠地PNCパークでの出場試合、安打、本塁打、三振など数多くのフランチャイズ記録を持ち、2023年6月にはメジャー史上291人目となる通算2000安打を達成。

通算300本塁打にあと1本で迎える今シーズン。スプリング・トレーニングでは1本塁打を放っており、MLBでもデビューした2009年から毎シーズン2ケタアーチを続けているので、記録達成は時間の問題だろう。開幕はフロリダで始まり、7試合をアウェーで戦ったあと、日本時間4月6日にホーム開幕戦を迎える。その前に達成してしまう可能性もあるが、地元での300本塁打達成となれば、ファンにとっても特別な瞬間となるだろう。

もう1人、通算300本塁打の金字塔にあと5本と迫っているのが、ヤンキースのアンソニー・リゾだ。メジャーデビューの2011年を除くと毎シーズン少なくとも11本塁打を放っており、カブス在籍時の2014年から2017年までは4年連続30本塁打以上を記録している。ヤンキース移籍3年目の2022年にも32本塁打を放っているので、怪我さえなければ今季中の達成はほぼ間違いないだろう。

昨季は5月の守備時にランナーと交錯した影響で9月初旬にシーズンを終えたが、今年のスプリング・トレーニングでは1試合2本塁打をマークするなど元気な姿を見せている。

マカッチェンは開幕戦で「6番・DH」、リゾは「5番・一塁」でのスタメン出場が予想されているため、マカッチェンは開幕のその日に記録達成の瞬間が見られるかもしれない。2人のベテラン打者の歴史的瞬間をお見逃しなく。

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