大谷翔平、MVPトリオで「僕だけHR打てなかった」 苦笑いも…打席に手ごたえ「いい感覚」

試合後に取材に対応するドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

初回の第1打席で右二塁打、第3打席では痛烈右前打

■ドジャース 7ー1 カージナルス(日本時間29日・ロサンゼルス)

ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、ドジャースタジアムで行われたカージナルス戦に「2番・指名打者」で出場し3打数2安打1四球だった。試合後「(MVPトリオの中で)僕だけホームランを打てなかったですが、比較的いい打席だったんじゃないかなと思います」と語った。

大歓声の中、大谷が快音を連発した。初回無死一塁の第1打席では、元巨人マイコラスと対戦。チェンジアップをうまく拾い右二塁打を放った。走塁ミスで二三塁間で走塁死したが、先制に貢献。続く3回1死の第2打席は四球、5回1死の第3打席は痛烈な二塁打を放った。7回1死の第4打席は空振り三振だった。

この日、ベッツとフリーマンがそれぞれ本塁打をマーク。大谷は「僕だけ本塁打を打てなかったですけど、比較的いい打席だったんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。初回の走塁ミスについては「僕のほうが早めにターンをしていたので。僕がムーキーのほうに合わせないといけない。キャンプ中にそのシチュエーションがなかったので。まず今日確認して、次修正したいなと思っています」と反省した。

ドジャースタジアムには5万2667人の大観衆が詰めかけた。「興奮はしていましたし、1打席目からヒットが出たので、ちょっと安心ではないですけど、スタートとしてはよかったのではないかなと思います」と喜んだ。試合前には開幕戦ということもあり、ブルーのカーペットの上を歩く演出も。「ちょっと長いなと思いましたけど(笑)。ああいう演出もカッコ良くてよかったと思います」と笑った。

20日付で違法賭博に関与した疑いで元通訳の水原一平氏が契約解除に。21日のパドレス戦で初回に右前打を放って以降、オープン戦含めて13打数無安打となっていた。「体調管理含めてちょっと難しいところはあったので。こっち来てから3試合、感覚的には正直良くなかった」と本音も。この日の2安打に「今日いい感覚を1試合目から出したというのはよかったんじゃないかな」とほっとしていた。(Full-Count編集部)

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