パトカーが追跡の乗用車衝突事故 矢吹の交差点、5人重軽傷

5人が重軽傷を負った事故現場

 28日午前0時40分ごろ、矢吹町八幡町の県道交差点で、パトカーに追跡されていた乗用車と軽貨物車が衝突した。乗用車を運転していた白河市新白河1丁目、建設作業員の男性(21)が軽傷、助手席に乗っていた妻(21)はあばら骨を折るなど計3人が重傷だった。

 白河署によると、建設作業員の男性の車の後部座席に乗っていた同市久田野字前田、会社員の男性(21)、妻(21)が腰の骨を折るなどの重傷。ほかに同乗していた男児2人にけがはなかった。軽貨物車を運転していた楢葉町北田字中満、自動車整備工の男性(25)は右腕に軽いけが。

 同署によると、建設作業員の男性の車は現場から約500メートル離れた交差点で、赤色の点滅信号を一時停止せずに走行した。取り締まり中の署員がパトカーの赤色灯を付け、サイレンを鳴らして追跡した。建設作業員の男性の車は現場の交差点で自動車整備工の男性の車と出合い頭に衝突したという。同署は道路交通法違反と自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで捜査している。

 津田智宏副署長は「追跡行為は要件を満たしており、問題はなかった」と話した。

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