中国自動車大手の東風汽車集団、1~2月販売台数41.5%増

中国自動車大手の東風汽車集団、1~2月販売台数41・5%増

自動車ショー「IAAモビリティ2023」で東風汽車集団のブランド「東風風行」ブースを見学する来場者。(資料写真、ミュンヘン=新華社記者/任鵬飛)

 【新華社北京3月29日】中国自動車市場は2024年の年明けから好調な滑り出しを切った。自動車大手の東風汽車集団は中国自動車産業の成長の主力として、新たな発展理念を貫き、モデル転換を軸に、全面的に「新」へとまい進している。1~2月の自動車販売台数は前年同期比41.5%増の42万台だった。

 自主ブランド乗用車の販売台数は2.1倍の13万5千台、うち乗用車部門である東風乗用車の販売台数は2倍の2万9千台、新エネルギー車(NEV)ブランドを展開する傘下の嵐図汽車科技は3.9倍の1万台だった。合弁ブランドでは、日産との合弁会社である東風日産乗用車が7.4%増の10万9千台、ホンダとの合弁会社である東風本田汽車が49.9%増の9万3千台だった。 

 商用車の販売台数は23.9%増の7万9千台、競争の激しい新エネ車は3倍の11万6千台、輸出台数は21.5%増の3万2千台となった。モデル転換と高度化戦略の効果が次第に顕在化した。

 2024年は同社にとって、モデル転換と高度化を加速させる重要な1年であり、年間販売台数320万台、輸出台数30万台を目標に掲げる。それに向けて、業務構造の調整を急ぎ、モデル転換と高度化の推進で大きな進展を遂げ、総合的な経営で飛躍的な発展を目指すという。

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