中国農業銀行、金融包摂による貸出残高4兆元超す

中国農業銀行、金融包摂による貸出残高4兆元超す

顧客に対応する中国農業銀行河北雄安支店の行員。(資料写真、雄安=新華社記者/王暁)

 【新華社北京3月29日】中国農業銀行はこのほど、金融包摂による貸出残高が現時点で4兆元(1元=約21円)を超え、融資を受けた小規模・零細企業は400万社以上となったと明らかにした。

 貸出残高は2021年12月に2兆元、23年3月に3兆元をそれぞれ超え、今回さらに金融包摂の新たな段階に進んだ。同行は金融包摂による貸出総額が国内で最も多く、サービスエリアが最も広い主力銀行の地位を維持した。

 同行は実体経済向け支援という趣旨を貫き、「三農」(農業・農村・農民)向け金融包摂サービス戦略を「第14次5カ年規画(2021~25年)」期間の三大戦略のトップに据えた。体制やシステムの整備、デジタル化の推進、サービス能力向上を通じ、オンラインとオフラインが融合的に発展する金融包摂サービスの新モデルを形成しつつある。

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