【西武】楽天キラー・今井達也が7回11K無失点 同カード10連勝「行けるところまでいこうと」

西武・今井達也

8年目で初の開幕投手を務めた西武・今井達也投手(25)が29日の楽天戦(楽天モバイル)で7回2安打無失点、11奪三振の好投で白星発進。2021年10月から続く楽天戦の連勝記録を「10」に伸ばした。

今井は初回から15キロ台後半の伸びのあるストレートとスライダーを軸に楽天打線を押し込み、危なげのない投球で〝キラーぶり〟を発揮した。

同級生・早川との投手戦が続いていた終盤8回に外崎のタイムリー三塁打で虎の子の1点が転がり込み、軍配は今井に上がった。

お立ち台で今井は「(開幕に)指名された時は、本当に〝やってやろう〟という一心だったので、初戦にいいスタートが切れてよかったと思います。同級生の早川君との投げ合いということで、先に(マウンドを)降りたくはなかった。絶対に投げ勝ってやるという気持ちで投げました」とようやく安堵の表情を見せた。
早川と高3の夏の甲子園以来の投げ合いとなったことについては「本当に楽しかったと思いますし、また当たる時もあると思いますので、また次回も頑張りたい。古賀とも話して、初回から飛ばして、行けるところまでいこうと。古賀がいいリードをしてくれた」とこの日の116球を振り返った。

8回の得点場面について「あの回点が入れば勝利投手の権利が入るので、監督からも『絶対この回1点を取るから』という言葉をいただき、うれしかった」と振り返った今井。本来のエース・高橋光成が調整遅れのため不在の中で、十分な安定感を見せた白星発進だった。

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