神奈川県警職員の退職式が29日、横浜市中区の県警本部で開かれた。今春で退職したのは204人で、この日は階級が警視以上の幹部40人が出席した。退職者を代表して川名愛司・前交通部長が「それぞれの立場で県民が安全で、安心できる環境の実現を目指してまい進してきた。職務を全うできたという安堵（あんど）感と充実感でいっぱい」と感謝した。
退職者らは直江利克本部長や後輩職員らの拍手に送られ、長く親しんだ県警本部に別れを告げた。重江光一・前総務部長は「コロナの影響で、ここ数年はこのような形でできなかったので感慨深いものがあった。泣かずにすんで良かったよ」と晴れやかな表情を浮かべていた。
