ファンの願いは「26年ぶり日本一」 DeNA新戦力躍動に沸くハマスタ

横浜DeNAの攻撃で盛り上がるファン=横浜スタジアム(木田 亜紀彦写す)

 プロ野球の横浜DeNAベイスターズが本拠地の横浜スタジアム(横浜市中区)で今季開幕戦を迎えた29日、球場周辺には日中から多くのファンが詰めかけた。待ちに待った球春に胸を躍らせ、願うは26年ぶりの優勝、日本一-。

 オープニングゲームから新戦力が躍動した。ドラフト1位新人、度会隆輝外野手のプロ初安打初本塁打の堂々デビュー。会社員瓜田和浩さんは、「はつらつとした元気でプレッシャーをはね飛ばしてくれるはず。長打力と盗塁でチームを引っ張ってほしい」と声を弾ませる。

 「生まれた時からベイスターズファン」と公言するのは横浜市旭区、中学3年の女子生徒(15)。選手のサインがびっしり記されたトートバッグを手に「キャンプで楽しそうにプレーする林(琢真)選手の姿にとりこになった。勝っても負けても白熱した試合を見せてほしい」。少年野球チームで練習に励む同市栄区の男児(11)は「三嶋(一輝)選手の投げる姿が格好良くて好き。また活躍する姿が見たい」と1軍合流を心待ちにする。

 神奈川県横須賀市の特別国家公務員、水野英孝さん(52)は1998年の優勝を鮮明に覚えているという。「何とも言えない感慨深さがあった。今年は昨年よりルーキーを筆頭に戦力がある。今年こそあの景色をまた見せてくれるはず」と期待を込めた。

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