「海水魚と泳ぐメダカ」に思わず目を疑う メダカの意外な事実に驚きの声

東山動植物園で撮影された「海水に馴らしたメダカ」がX上で話題になっています。

投稿したのは、Xユーザーの北瀬みくじ(@Kitase394)さん。

当ポストは2024年3月28日時点で1万7000件を超えるいいねを集めており「適応力が凄い」「身近すぎて違和感がすごい」「再び川に帰るとか逞しすぎる」と多くの反響が寄せられています。

記事後半では、海水に馴らしたメダカが撮影された「東山動植物園」の入館料などについても紹介します。

※投稿された写真は【写真5枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

一緒に泳ぐ「クマノミとメダカ」に目を疑う

一緒に泳ぐ「クマノミとメダカ」に驚き…
一緒に泳ぐ「クマノミとメダカ」

「一瞬脳がバグったかと思ったらバグってたのはメダカの方だった」

そんなコメントとともに投稿されたのは、名古屋東山動植物園で撮影された4枚の写真でした。1枚目の写真には、岩陰に潜む「クマノミ」と、横を泳ぐ「メダカ」が写っています。

田んぼや小川などを泳いでいるイメージが強いメダカ。海水魚であるクマノミと泳ぐ光景には違和感があり、思わず目を疑ってしまいます。

そんなメダカの写真とともに、北瀬さんは「メダカの意外な生態」がわかる掲示物の写真も投稿しました。

メダカは海水でも生きることができるという

海水に馴らしたメダカの解説
海水に馴らしたメダカの解説

続く3.4枚目の写真には「海水に馴らしたメダカ」に関する掲示物が写っています。

そこには「メダカは海水でも馴らすことによって生きることができる」と説明があります。

メダカは海水魚のサンマやトビウオと同じ「ダツ目」に分類されるそうで、驚くことに「海水から水だけを九州し、塩分を体外に排出する機能」を持っているのだとか。

そのため少しずつ馴らすことによって、海水でも生きていくことが可能なのだそうです。そのうえ、大雨などで増水し、海に流されたとしても死ぬことなく「再び川に戻る」ことが可能とのこと。メダカの生命力に驚かされてしまいますね……。

最初は「クマノミに似た淡水魚では」と思った

北瀬さんに、投稿について詳しいお話をうかがいました。

メダカが海水に馴れるということを知らなかったという北瀬さんは、当時の心境について「一緒に泳ぐ海水魚のクマノミを見た瞬間、クマノミによく似た淡水魚なんじゃないかと思いました」と驚いたといいます。

続けて「その後4枚目の解説を見て『メダカが海水に適応できる』と知り、非常に驚きポストをしました」と説明。

北瀬さんと同様に、メダカの生態に驚いたXユーザーは多いよう。ポストには「まさかそんな…うそやろ!?」「異世界転生メダカ…生存チートに全振りして環境適応」など、驚きの声が続出しています。

一瞬脳がバグったかと思ったらバグってたのはメダカの方だった pic.twitter.com/1kpardWt33

— 北瀬みくじ🐳⛩鯨類学VTuber (@Kitase394) March 17, 2024

写真が撮影された「東山動植物園」を紹介

「海水に慣らしたメダカ」が撮影されたのは、愛知県名古屋市に所在する「名古屋市東山動植物園」です。ここからは、東山動植物園の入館料等について紹介します。

東山動植物園の「動物園」には、コアラやキリンといった人気の動物のほか、フクロウやハリモグラ、メダカなど約450種の動物に会うことができます。「植物園」では約7000種もの植物を保有しており、国指定文化重要材の「温室」などがあります。

入園の際は「観覧券」「年間パスポート」で動物園と植物園の両方を観覧可能です。料金は、観覧券は大人(高校生以上)500円、年間パスポート(定期観覧券)は大人2000円。中学生以下の入園料は無料となっています。

名古屋市在住の65歳以上の方は「住所、年齢及びご本人であることが確認できる写真付きのもの」を持参することで、観覧券が100円になるなどお得に楽しむことができます。

なお、開園時間は午前9時から午後4時50分(入園及び入園券の発売は午後4時30分まで)となっています。

東山動植物園で撮影した素敵な写真を公開中

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「クマノミと一緒に泳ぐメダカ」を紹介しました。

取材の最後、東山動植物園に足を運んだ経緯をうかがうと「名古屋には時たま訪れてはいるのですが、東山動物園には一度も足を運んだことがなかったため、せっかくだからと思い訪問しました」と教えてくれた北瀬さん。

表情が豊かなゴリラ

Xアカウントでは「東山動植物園の雄大な水槽」や「表情豊かなゴリラ」など、素敵な写真を複数公開されています。気になる方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

参考資料

  • @Kitase394
  • 東山動植物園

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