大学生考案の生サブレが完成 4月20日、フェザンで先行販売会

自分たちで考案した商品を配布する学生

 盛岡市のJR盛岡駅ビルフェザン(永泉圭介店長)は27日、県立大(鈴木厚人学長)の学生が考案した生サブレ「啄木が恋したりんご」の完成披露会を開いた。釜石市の小島製菓(菊地広隆社長)が商品開発に協力し、サンプル品を市民らに配った。

 フェザンと同大の共同企画「スマイルチャージいわてプロジェクト」の一環で9回目。総合政策学部の3年生が「盛岡りんごのPR」をテーマに取り組み、29の企画から最優秀賞に選ばれた案を商品化した。

 開発に携わった学生6人が先着で100個を配り、鈴木輝莉さん(21)は「商品を一から作るのは良い経験。啄木と盛岡りんごの魅力を多くの人に知ってほしい」と願った。半年で約20回の試作を重ね、菊地社長は「縛りにとらわれない学生の感覚は刺激になった」とうなずく。

 4月20日にフェザンで先行販売会を開く。価格は8枚入り900円程度を見込む。

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