繁華街の異空間で楽しむ茶文化 中国・貴陽市

繁華街の異空間で楽しむ茶文化 中国・貴陽市

 【新華社貴陽3月30日】中国貴州省貴陽市の旧市街に、茶芸師の竜小雲(りゅう・しょううん)さんが営む茶芸スペース「香元格」がある。にぎやかな商業エリアの一角に隠れ家のような静かな空間が広がる。

 店では茶葉や急須の販売に加え、茶文化の普及活動も行っている。竜さんは毎年、さまざまな規模の茶芸交流会を100回ほど開き、3~4歳の子どもから50~60代の中高年まで約100人に専門的な作法を教えてきた。ここ2~3年は若者の参加が増えたと感じている。

 竜さんは、茶文化を単なる優雅な活動にとどめず、一般家庭の日常生活にもっと取り込みたいと考えている。それが茶文化の継承と発展により多くの若い力を集めることにつながるという。(記者/駱飛、崔暁強)

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