巨人・岩手コンビが快投、開幕連勝に貢献 阪神戦

㊧9回に今季初めてマウンドに上がった巨人・堀田賢慎。3人で締めた、㊨2試合連続で登板し、7回のピンチをしのいだ巨人・西舘勇陽=東京ドーム

巨人 5-0 阪神(30日)

 期待の岩手県出身右腕2人が巨人を連勝に導いた。一戸町出身のルーキー西舘勇陽(中大、花巻東高)は連投で七回のピンチをしのぎ、2戦連続のホールド。花巻市出身で5年目の堀田賢慎(花巻北中-青森山田高)は九回を3人で退けた。ともに22歳でドラフト1位入団の〝岩手コンビ〟が力投し存在感を示した。

 西舘は3-0の七回1死一、三塁で先発グリフィンを救援。「大事な場面で、信頼して送り出してもらえるような存在になりたい」と、窮地での起用を意気に感じて腕を振った。

 「七回の男」がわずか8球で反撃をしのぐと、打線はその裏、2点を追加。5-0で迎えた九回は、堀田が4番手でマウンドに立った。

 今季初登板の背番号91は上から投げ下ろす直球と変化球の緩急で勝負。チェンジアップで佐藤輝明から空振り三振を奪い、ノイジーを遊ゴロ、梅野隆太郎も三ゴロに抑えた。三者凡退で零封リレーを完成させて、開幕2連勝に貢献した。

© 株式会社岩手日報社