FFP違反危機のチェルシー、主将の生え抜きDF放出も検討?移籍金約152億円要求

リース・ジェームズ 写真:Getty Images

チェルシー(イングランド1部)が、所属するイングランド代表DFリース・ジェームズ(24)の売却を検討しているようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。

チェルシー下部組織出身のリース・ジェームズはウィガンへの武者修行を経て、2019年9月にトップチームデビュー。負傷がちではあるものの、対人守備の強さや、推進力溢れるドリブル、クロス精度の高さを武器に主力の1人として欠かせない存在となっている。

キャプテンに就任した今季は負傷の影響でプレミアリーグ8試合の出場にとどまっているリースに関して、チェルシーはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)への抵触を避けるべく、放出を検討している模様。2028年夏まで契約を結んでいるイングランド代表DFには移籍金8000万ポンド(約152億8000万円)を要求しているようだ。

また、3年間で許容されている損出の上限である1億500万ポンドをオーバーしないように1億ポンドを超える大幅な収入を手にしたいと考えているチェルシーはイングランド代表MFコナー・ギャラガーも放出候補に。2025年夏に契約満了を迎えるギャラガーにはトッテナム・ホットスパー(イングランド1部)やウェストハム・ユナイテッド(同1部)も関心を示しているようだ。

なお、今季のプレミアリーグではエバートン(イングランド1部)とノッティンガム・フォレスト(同1部)がFFP違反で勝ち点剥奪処分に。エバートンは6ポイント、ノッティンガムは4ポイントを剥奪されている。

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