福島ユナイテッド、Y横浜に零封負け サッカーJ3 3戦勝ちなし

【福島―横浜】前半、ゴールを狙う福島のFW塩浜(左から2人目)=とうほう・みんなのスタジアム

 サッカーJ3第7節ー。 福島ユナイテッドFCは31日、ホームのとうほう・みんなのスタジアムでY.S.C.C横浜と対戦し、0―1で敗れた。通算成績は2勝1分け3敗で順位は12位。福島は次戦の6日、アウェーのオールガイナーレYAJINスタジアム(鳥取県米子市)でガイナーレ鳥取と対戦する。午後1時開始予定。

▽とうスタ1,366人
Y横浜(勝ち点6) 1―0 福島U(7)
       (0―0 1―0)

 【評】福島は強風への対応に苦しみ、勝ち点を取れなかった。前半はサイド攻撃からMF大関らが決定機をつくったものの、無得点に終わった。後半は風上に立ったが、攻勢を強められず、横浜にCKから得点を許した。福島も連続でCKを獲得するなど好機はつくったが、得点には結び付かなかった。(熊田紗妃)

 強風下、連係にズレ

 福島は強風を味方に付けられず、ホームで勝ち点3を得ることができなかった。FW塩浜遼は「コミュニケーションが全体的に少なかった。全員が積極的に発信しないといけない」と反省を口にした。

 前半は風下だったが、横浜より4本多い5本のシュートを放った。塩浜は「環境が悪い中で割り切ってプレーできていた」と振り返る。前半39分はMF大関友翔のシュートのこぼれ球に塩浜らが足を伸ばしたが、相手GKの執念が勝り、得点できなかった。

 風上に立ったことを利用して攻勢を強めたかった後半だったが、「風上だからボールを握りたいという中盤の選手と、後半も相手の背後のスペースをうまく使いたいという前線の選手でずれがあった」と塩浜。ピッチ内で選手の意識が統一できなかった。後半9分にCKから先制点を奪われると、そのまま試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

 3戦連続勝ちなしともどかしさは募るが、6日の鳥取戦を皮切りに10日、13日と3連戦が控える。塩浜は「ここが踏ん張り時だと思っている。今後の流れを左右すると思って試合に臨む」と気持ちを切り替えた。(熊田紗妃)

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