旧長銀時代の失敗は血肉に、岸田首相「人生に無駄なものない」

Shinichi Uchida

[東京 1日 ロイター] - 岸田文雄首相は1日の参院決算委員会で、新社会人へのメッセージとして「人生において無駄なものは何もない。どんな苦難であっても必ずやそれぞれの人生において意味があると信じている」と述べた。その上で「そのように信じて、新しい人生、一歩一歩前を向いて進んでいただければと願っている」と語った。山下雄平委員(自民)の質問に答えた。

岸田首相は早大卒業後に旧日本長期信用銀行に入行した。首相は「銀行員として社会人のキャリアをスタートしたが、随分多くの失敗もした。仕事で修羅場と言っていいような場面にも数々出合った。しかし、それらは全ていまの私にとって血肉になっている」と振り返った。

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