「出没!アド街ック天国」放送開始30年目に突入! 5代目MC・中原みなみが加入

テレ東系の情報バラエティー「出没!アド街ック天国」(土曜午後9:00)が、この4月で放送開始から30年目に突入。4月6日は、最初の出没から29年、大きく進化した麻布十番の魅力を15分枠拡大して、たっぷりと届ける。

「出没!アド街ック天国」は、街を徹底的に紹介する地域密着系都市型エンターテインメント。この春から、2代目宣伝部長・井ノ原快彦の相棒を、5代目MCの中原みなみアナウンサーが務める。

1995年4月15日にスタートした番組で、同年8月に出没した麻布十番。当時は、家具店や惣菜店などが並ぶ昔ながらの商店街だったが、現在は東京でも屈指の美食地帯へと変貌した。立ち食いずしやハンバーガー、ジンギスカンなどのおいしい店、世界でバズり中の麻布十番のバーも案内する。

今回の収録で、井ノ原と中原アナが2人で一緒に言う初めての「出没!」という第一声の決めゼリフ。タイミングが少しずれてしまうが、井ノ原やレギュラー陣の峰竜太薬丸裕英山田五郎らからは「いいよ! 1回目としては!」などの温かい言葉が。ゲストには、石原良純、森泉、ユージを迎えておくる。

初収録を終え、井ノ原は、中原アナについて「安心感があって、もうずっと一緒にやっているみたいな感じがしました。かわいらしい人だけど、嫌みじゃなくて皆に愛される人なんだなと感じましたし、最初は『出没!』と言うのが2回くらい合わなかったんですけど、わざと外してたんじゃないかなっていう(笑)。その後はぴったり合うし、とても心強かったです。片渕さん(4代目MC・片渕茜アナウンサー)も本当に頼りがいがあったのですが、また違った強さを感じました」と印象を語った。

また、番組の放送30年目突入に関しては、「僕は途中からなのですが、20周年の時から出演しているので、もう10年たつんだ、という感じですね」と感慨深げに述べ、「すごいなって思う部分はもう変えなくてもいいし、リニューアルとかしなくてもいけちゃうと思うんですよ。だけど、(『アド街』は)リニューアルをしていくのですが、街と一緒で粋な開発をしていくというか、皆がそのリニューアルを嫌だなという方向にいかない、『え、それちょっと大胆じゃないですか』という時もあるのですが、なぜかそれがだんだん慣れてくる。もうここまで来たら変えなくていいよという考えもあるのでしょうが、結構大胆に変えていて、昔のVTRとかを見ると、『こんなのやっていたんだ』というのを全然やらなくなったり、違うことをやったりとかするので、これからも変わり続ける番組として、僕も考えていきます」と、変化を歓迎。

加えて、「僕から見たら、先輩方が作り上げてきた番組をやらせていただけるのは光栄ですし、昔からのスタッフが頑張ってやっていて、僕の番組という感覚よりも、作ってきたところに参加させていただいたという感覚なので、こういう発展の仕方というのも、とてつもなくいい一つのモデルになるんじゃないかなと思います」と番組への愛着と誇りを感じさせた。

一方、中原アナは「記念すべき最初の『出没!』だけはビシッと決めたいと、前日の夜から頭の中で何度もシミュレーションしていました(笑)。その期待も虚しく、初のVTRフリは井ノ原さんと全くそろわなかったのですが…その時のスタジオの皆さんの笑い声や温かく包み込んでくださる雰囲気に、『アド街』に来られてよかったと思いました」とレギュラー陣やスタッフに感謝。

続けて「初回は『麻布十番2024』。番組が始まって間もない頃の麻布十番の映像から、今の街並みまで。都市開発の中でも変わらず残る街並みとともに、番組の歴史を感じるシーンもあり、じんわり温もりを感じました。そんな麻布十番に、早速、出没させていただきました。僭越(せんえつ)ながら、今回から始まりました、百景(その街のさまざまな風景やスポットなどをお届けするコーナー)の『みなみちゃんを探せ』(「百景」のコーナーに1カットだけ映っている中原アナを捜す企画)もぜひお楽しみください(笑)。これから皆さんにワクワクしていただけるよう、初心を忘れず、心を込めて頑張ります。よろしくお願いします」と意気込みを表した。

番組を手掛ける森本泰介プロデューサーは「あらためて中原みなみアナ、5代目MC就任よろしくお願いします。『緊張しました…』と言っていたものの、そんなことを微塵も感じさせずに初回の収録から明るく、しっかりと立ち回っていましたね! これからもっと“個性”が出てくるのではないか、と期待してます! その第1弾として『みなみちゃんを探せ』をお楽しみに。また、30年目突入の節目にMCに就任した中原みなみアナ、そして『出没!アド街ック天国』はますますパワーアップしていきます。番組ともどもご期待ください!」とアピールしている。

© 株式会社東京ニュース通信社