センバツ初優勝 健大高崎が地元・高崎に凱旋

群馬県勢初の選抜優勝を果たした健大高崎の選手たちが1日、群馬に凱旋しました。

午後3時すぎ、健大高崎の選手たちがJR高崎駅に到着すると駅の東口には、選手たちの姿を一目見ようと多くの人が詰め掛けました。JR東日本高崎支社からは、青栁博文監督と箱山遥人主将に花束が贈られました。

集まった市民らを前に、青栁監督はー

「5年前に『高崎から日本一』を合言葉にやってきてやっと夢が叶いました。夏の甲子園にはまだ行ける保証はありませんので、レベルが高い群馬県で勝つために練習を重ねて春夏連覇にチャレンジします。」と語りました。

観衆からは、拍手や声援が飛び交い県勢初の快挙を祝いました。

訪れた人はー

「私も高崎出身なんですけど、高崎に優勝旗を持ってきてもらえて本当に感動しています。健大高崎の試合は全部見ていたので、姿を見られて良かったなと思います。」「自分も高校野球をやってて、同じ地区で闘っていた健大高崎高校が全国制覇してとても嬉しいです。すごいパワーをもらったなって感じがします。」

リポ―ト「健大高崎の野球部がまもなく学校に凱旋します。祝福しようと多くの人が詰めかけています。」(北爪健太アナウンサー)

「学校とは違う姿を見られて、みんなかっこいいなって思いました。インターハイに向けてより頑張ろうって思いました。」(女子ソフト部の生徒)

「自分の高校が日本一になって誇りに思います。野球部が日本一になってので、サッカー部もその波に乗れたらいいなって思います。」(サッカー部の生徒)

午後4時50分、健大高崎野球部が学校に到着しました。そして紫紺の優勝旗を手にした箱山主将らナインが到着したバスから降りてきました。

学校では出迎え式が開かれ、生徒や学校職員らが野球部の全国制覇を祝いました。式では群馬県勢初のセンバツ優勝を果たしたナインらに花束が贈られました。

加藤陽彦校長は「群馬県勢初の優勝旗を持って帰ることができました。」と集まった学校の関係者らにお礼のことばを述べました。

青栁監督は、「夏の甲子園にも出場し春夏連覇を目指します。」と、また箱山主将も「甲子園に戻ってうれし涙で高校生活を終わりたいと思います。」とすでに夏の大会を見据えそれぞれ意気込みを語りました。

「やっぱ昔のOBとかですね、ホントに色んな環境でやった頃の苦しい思いとか色んな思いが頭をよぎって、今は夢のようです。夏に向けては甲子園に行ける保証はありませんので、もう一度力をつけて群馬県予選をまず勝って、地元から応援されるようなチームを作って行きたいと思います。」(青栁博文監督)

「本当に新チーム始まってから辛いことばかりで・・・ゲームセットでマウンドに集まった瞬間に、全ての辛い思いだったり、苦しんできた思いが報われた瞬間になって、すごい今までやってきて良かったなって思うんですけど、夏の甲子園に出るためにチームを作ってきて、その過程でこの優勝があるだけだと思うので、またしっかり切り替えてここは夏に向けてやっていきたいと思います。」(箱山遥人主将)

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