沖展1万人突破 「どっきりかと思った」長嶺さん一家に記念品

上間正敦沖展運営委員長(右)から記念品を受け取る長嶺桜さん(右から2人目)、恵さん(同3人目)、成栞さん=1日、浦添市・ANAアリーナ浦添

[沖展 2024 75th OKITEN EXHIBITION]

 ANAアリーナ浦添で開催中の第75回沖展(主催・沖縄タイムス社)の入場者が1日、1万人に達した。南風原町の長嶺さん家族に沖展会員の作った作品や商品などを詰め合わせた記念品が贈られた。

 記念品は與儀清孝さん(彫刻)がかんなくずを編んで作った「カナクリーコースター」や宮城守男さん(染色)の紅型デザインの白雪ふきん、池原優子さん(絵画)の作品ポストカード、沖展図録など。

 母の恵さん(51)は「まさか自分たちが1万人目とは。どっきりかと思った」と驚きながらも笑みがこぼれた。

 息子の成栞(せいけん)さん(18)は影絵を撮影した今回の沖展のポスターに「発想が面白い」と胸を躍らせて来場。娘の桜さん(11)は「絵を描くのが好き。いろいろな人の作品を見てみたい」と声を弾ませた。(社会部・吉田伸)

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