Wソックスがクレビンジャーと再契約へ 1年契約で合意との報道

日本時間4月2日、FA市場に売れ残ったままとなっていた先発右腕マイク・クレビンジャーがホワイトソックスとの再契約に合意したことが明らかになった。MLB公式サイトが得た情報によると、ホワイトソックスはクレビンジャーと1年契約を結ぶようだ。球団はクレビンジャーとの再契約を認めておらず、ペドロ・グリフォル監督も「クレビンジャーに関するニュースはない」と語ったが、身体検査を経て、正式に再契約が発表される見込みとなっている。クレビンジャーは昨季終了後、自らオプションを破棄してFAとなっていた。

現在33歳のクレビンジャーはインディアンス(現ガーディアンズ)時代の2017~19年に3年連続で12勝以上をマークするなど、メジャー通算60勝を挙げている右腕。1年契約でホワイトソックスに加入した昨季は24試合に先発してキャリアで2番目に多い131回1/3を投げ、9勝9敗、防御率3.77、110奪三振を記録した。シーズン終了後、年俸1200万ドルの相互オプションを破棄してバイアウトの400万ドルを得たうえでFAに。複数年契約を目指していたとみられるが、希望通りの契約を得ることはできなかった。

ホワイトソックスはオフシーズンを通してトレードの噂が絶えなかったエース右腕のディラン・シースを3月に入ってからパドレスへ放出。メジャーでの先発経験がないギャレット・クローシェを開幕投手に抜擢しなければならないほど、先発の層が薄くなっていた。クローシェ、マイケル・ソロカ、エリック・フェディ、クリス・フレクセンの4人が開幕ローテーションを形成し、5番手には新人ニック・ナストリーニが起用される見込みだが、クレビンジャーは準備が整い次第、先発ローテーションに加わることになるだろう。

クレビンジャーは「FA市場に残っているなかで最高の投手」と言われていた選手であり、これで今オフのFA市場は有力投手のほぼ全員が契約を決めたことに。まだ契約が決まっていないのは、ザック・グレインキー、リッチ・ヒル、ジョニー・クエトといったベテラン、DV問題を抱えるフリオ・ウリアス、メジャー各球団が獲得を敬遠するトレバー・バウアーといった顔ぶれとなっている。

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