王者レンジャーズに痛手 正三塁手ヤングが右手首の骨折で離脱へ

日本時間4月2日、レンジャーズは敵地トロピカーナ・フィールドでレイズとの3連戦がスタートし、9対3で勝利を収めたが、「5番・三塁」でスタメン出場して2号3ランを含む4打数3安打4打点1盗塁の大活躍を見せたジョシュ・ヤングが9回表の打席でスイングした際に負傷。代打を送られて交代し、試合後、ブルース・ボウチー監督は初期段階の検査で右手首の骨折が判明したことを明らかにした。メジャー3年目のヤングはここまでの4試合で打率.412、2本塁打、6打点、OPS1.415の活躍。昨季王者にとって小さくない痛手となりそうだ。

ボウチー監督は「ひどい気分だ。彼は怪我という不運に見舞われてしまった。勝利の喜びも半減だね」とコメント。「特に今日の彼はチームを牽引する素晴らしいプレーを見せていた。彼とは少し話をしたよ。チームにとって痛いのは間違いない。少し時間はかかるだろうが、彼は戻ってくるよ」と語った。

ヤングが不運な怪我に見舞われるのは今回が初めてではなく、昨季は三塁守備の際に左手親指を骨折して6週間の戦線離脱を強いられた。一時は新人王の最有力候補と目されていたが、6週間の離脱が響き、新人王投票では4位どまり。それでも122試合に出場して打率.266、23本塁打、70打点、OPS.782をマークし、新人ながらオールスター・ゲームにも選出された。

また、過去4年間のスプリング・トレーニングのうち、ヤングは3度怪我をしており、今年も左ふくらはぎを痛めて開幕直前までオープン戦に出場できなかった。2021年は左足の疲労骨折、2022年には左肩の関節唇損傷を経験している。その結果、メジャーデビューは2022年9月まで遅れることになった。

アストロズは控えのエゼキエル・デュランとジョシュ・スミスが三塁を守れるため、当面のあいだはこの2人がヤングの穴を埋めることになるだろう。ただし、ヤングほど打てる選手ではないため、打線の戦力ダウンは不可避。ヤングには1日でも早い復帰が期待される。

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