4人家族で月食費2万円台をキープ!フードロス対策&節約にもなる、食材を最後まで使いきる工夫3つ

食材を使いきることはフードロスや節約につながりいいことだと分かっていても、賞味期限がきれてしまったり、食材が冷蔵庫の奥で傷んで処分する…ということもありますよね。
1回あたりに捨てる食材は少なくても、年間でみるとかなりの量に。少しでも捨てる量を減らすことができたらいいと思うあなたへ。

夫、妻、大人並みに食べる4歳の娘、1歳の息子の4人家族で月食費2万円台をキープするズボラ主婦ライターの原こさんに、簡単にできてフードロス対策や節約にもなる、食材を最後まで使いきる工夫を教えてもらいました。

お買い物の前に、食材を使いきるメニューを設定する

献立を立てるときに鍋や具だくさんスープの日を設定し、冷蔵庫の残り野菜を一気に入れて食材を使いきっています。私の場合は週に1回買い物に行くことが多いのですが、買い物前に冷蔵庫内を空っぽに出来るように献立を立てます。

残っている食材から献立をうまく考えられるというタイプのかたもいらっしゃると思います。私も以前はパズルのように献立を立てていた時期もありましたが、献立を考えることに疲れてしまいました。
一気に食材をスープに入れたのがきっかけで「献立を立てること」「食材を使いきるためにがんばること」の2つの負担が減り、気持ちがぐっと楽になりました。

定期的に鍋や具だくさんスープをつくりますが、中の具材が毎回変わるため飽きずに楽しめます。

皮や骨も食べられる食材は、食べられるように工夫する

皮ごと食べられる野菜や果物はなるべく皮もいただくようにしています。
りんごやさつまいもなど、皮にも栄養があったり食物繊維が豊富なものもあり、皮を食べることは健康にもつながると思っています。

皮は固くて苦手というかたもいらっしゃると思うのですが、半分だけ皮をむく、加熱していただくようにすると皮が気にならないケースも多いです。
皮をむく手間が省けるため、料理の時短になるのもうれしいですよね。

また、魚も骨や皮も食べられるように工夫をしています。
圧力鍋を使用し、骨や皮を丸ごと食べられるように調理をしたり、魚の皮目をパリッと焼くことでおせんべいのようにいただくこともあります。

賞味期限内に食べきることもいいですが、余すことなく食材を食べることもフードロスにつながります。

冷蔵庫の収納は「縦」にする

冷蔵庫に入れていたものの賞味期限がきれてしまったり、劣化により処分したという経験は誰しもあるものだと思います。

以前はよく冷蔵庫の奥のほうにしまったものを忘れ、同じものを買ってしまうということがよくあったのですが、冷蔵庫内で同じものを「縦」に並べるだけで、賞味期限ぎれや同じものを買ってしまう回数を減らすことができました。

複数買うものは同じ商品を縦に並べ、かつ賞味期限の近いものを手前にします。
あらかじめ並べておくことで、使用するときは手前からとるだけで賞味期限が近いものから使うことができます。さらに、一番手前のものがなくなったら次のものを前に出す。コンビニやスーパーの陳列棚をイメージしていただくと分かりやすいかと思います。

簡単ですがこれを意識するだけで、冷蔵庫の奥で忘れられる食材を減らすことに成功しました。

がんばりすぎない工夫を!

フードロス対策というと難しいような気がしてしまいますが、生活を大きく変えずにちょっとの工夫で家庭でできることがたくさんあります。

ライフスタイルはそれぞれなので自分や家族に合った工夫を取り入れて、少しでもフードロス対策や節約につながればと思います。

■執筆/原こさん…夫、妻、大人並みに良く食べる4歳の娘、1歳の息子の4人暮らし。家事は好きだけど掃除は苦手、おいしいものが好き。目標は節約しながら心も身体も満たす毎日を。Instagramは「koma_ctrs」。
編集/サンキュ!編集部

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