全国的に特殊詐欺の被害が相次ぐ中、千葉県警はこのほど、都道府県をまたいで特殊詐欺の捜査にあたる新たな捜査班を立ち上げました。
新たに発足したのは、都道府県をまたいで特殊詐欺の捜査にあたる組織「特殊詐欺連合捜査班」です。
この捜査班は全国の都道府県警で発足していて、千葉や東京、それに大阪など大都市圏の７府県警には、あわせて約５００人の専従部隊が設置されています。
特殊詐欺の捜査はこれまで、被害を認知した地方警察が詐欺グループの拠点がある首都圏などへの出張を強いられ負担となっていましたが、捜査班は被害が発生した警察からの依頼を受け、迅速かつ効率的に詐欺グループの摘発に繋げたい考えです。
県警ではこの捜査班のほかにも、ネットバンキング不正送金などサイバー犯罪に対応できる人材を育成しようと「サイバー捜査支援センター」も設置しています。
