パキスタンでテロ事件の中国人犠牲者の告別式

パキスタンでテロ事件の中国人犠牲者の告別式

 【新華社イスラマバード4月2日】パキスタンで起きたテロ事件の犠牲となった中国人の告別式が3月31日、同国東部パンジャブ州ラワルピンディ市のヌルカーン空軍基地で行われた。姜再冬(きょう・さいとう)駐パキスタン中国大使、パキスタン当局者、在パキスタン中国大使館の外交官、在パキスタン中国企業の代表らが出席した。パキスタン大統領、首相、統合参謀本部議長、陸軍参謀長、空軍参謀長も花輪を送り、哀悼の意を表した。

 姜大使はこの中で、中国はパキスタンが事件の捜査と処理を加速し、テロ対策を強化し、パキスタンにおける中国の人員、事業、機関の安全を守るためにあらゆる措置を講じることを期待し信じているとし、中国はパキスタンと共に両国の全天候型戦略的協力を揺るぎなく推進し、より緊密な中国・パキスタン運命共同体の構築を加速させたいと表明した。

 告別式の後、中国人犠牲者の遺体はパキスタン軍用機で祖国に帰還した。

 現地時間3月26日、中国企業が建設を請け負うパキスタン北西部カイバル・パクトゥンクア州のダス水力発電所プロジェクトの車両が、同国の首都イスラマバードからプロジェクト現場に向かう途中、テロ襲撃に遭遇し、中国人5人とパキスタン人1人が死亡した。(記者/張敬尭、唐斌輝)

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