【変わる新年度】‟医師”の働き方改革 時間外の上限が年960時間に 「特例水準」で徐々に是正も【新潟】

‟医師”の働き方改革

「医師の働き方改革」の一環として新年度から、時間外労働の上限が設けられました。県内の病院では新たに医師を確保するなど負担軽減に向けた取り組みを進めています。

■魚沼基幹病院 鈴木榮一病院長
「医師の方々にも勤務時間があまり長くならないように短縮できるところは短縮する、効率化を図るとか色々なことをやって頂いて、かなり改善された部分もあるけど。」

医師の長時間労働を是正するため、4月から時間外労働の上限が原則、年960時間になりました。
一方、魚沼基幹病院など県内4病院は、救急医療体制の確保などを理由に上限が年1860時間となる特例水準を国に申請しました。

■魚沼基幹病院 鈴木榮一病院長
「去年申請した段階で、3人は960時間を超えている、A水準ではなくて、B水準で申請しようと、それを3年間で是正しようと申請した。」

魚沼基幹病院は、医師の増員や他の職種が仕事を分担するなどして負担軽減を進めてきました。

■魚沼基幹病院 鈴木榮一病院長
「医療に関わる医師の数を増やしてあげるのが先生方の負担が減る。簡単ではないが将来的に目指すところ」

患者への影響が出ないように対応することにしていますが、鈴木病院長は「かかりつけ医の積極的な活用や適切な受診をお願いしたい」と話しています。

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