児童ら再出発を後押し ソロデビュー合わせMV共演 大和市出身のシンガー・ソングライター雪野さん

楽しげなミュージックビデオの一コマ。中央が雪野凪さん

 歌とダンスで地元に元気を届けたいと、神奈川県大和市出身のシンガー・ソングライター雪野凪さんがソロデビューに合わせ、市民らと手を携えたミュージックビデオ(MV)を制作した。自身が作詞作曲した「どうでもいいや」のMVには、市内の児童ら約100人がダンサーとして参加。体が自然と動き出すようなにぎやかな映像作品に仕上がった。

 ロックバンドのボーカル兼ギタリストとして活動していた雪野さんは、バンドの解散を機にソロデビュー。「育ったこの地から挑戦したい」との思いから、市内の所属事務所「ライトアップレコーズ」と共に大勢の市民と盛り上がれるMVの制作を企画した。

 大和フィルムコミッションなどの協力を得ながら踊り手を募集。地元でダンスを習う未就学児や有志の中高生ダンサーら多くの地域住民が手を挙げてくれた。

 MVは、「マル・マル・モリ・モリ!」や「崖の上のポニョ」などの振り付け担当として知られる濱田〝Peco(ペコ)〟美和子さんが演出し、2月に引地台公園で撮影。参加者は事前に練習し、動作を体に染み込ませたという。

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