米陸軍相模総合補給廠(しょう)(神奈川県相模原市中央区)の日米共同使用区域内の公園「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」の全面供用が今月からスタートした。1月には公園一角に軟式野球場も整備され、市は「新たなスポーツや交流の拠点としたい」とPRしている。
公園は日米両政府が共同使用区域にすることで合意した補給廠西側35ヘクタールのうち、10ヘクタールに整備された。
2020年以降、芝生広場と遊具広場、サッカーやラグビーで使える人工芝グラウンドなどが順次供用開始となり、今年1月に人工芝軟式野球場が新たにオープン。このたび、管理棟と駐車場が完成した。
野球場はセンター115メートル、両翼91メートルで軟式野球や少年野球、ソフトボールなどの利用が可能。センターネットが低いことや近隣環境から硬式野球の試合はできないという。
市は全面供用開始を記念し、今月13日に野球場でグランドオープニングイベントを開催。近隣の少年野球チームとキャンプ座間の子どもたちが、バッティングティーに置いたボールを打って競う「ティーボール」やボールで的を狙う「ストラックアウト」を一緒に楽しむという。