水沢金ケ崎道路を24年度新規事業化 国交省、予算配分を発表

 【東京支社】国土交通省は1日、2024年度予算の公共事業費配分(箇所付け)を発表した。岩手県の配分額は事業費ベースで672億5千万円。奥州市と金ケ崎町をつなぐ国道4号の水沢金ケ崎道路(3.1キロ)を新規事業化する。

 水沢金ケ崎道路は、混雑緩和や安全確保のため2車線から4車線に拡幅。直轄事業として5千万円を配分し、調査や設計に着手する。企業立地に伴い、安定生産や円滑な物流確保につながるとして、県や地元自治体が整備を求めていた。

 直轄事業はそのほか、国道4号の水沢東バイパス13億円、金ケ崎拡幅7億2千万円、北上拡幅6億円、北上花巻道路5億円、盛岡南道路1億5千万円。国道46号の盛岡西バイパス13億8千万円。久慈港湾口防波堤整備12億9千万円など。

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