勇壮にあでやかに佐伯市で「桜まつり」 大名行列やステージ披露【大分県】

約100人が武士や殿様に扮して大名行列=佐伯市中心部
佐伯市に伝わる伝説を再現する「菊姫行列」=佐伯市の歴史と文学の道
市中心部の国道を行進するマーチングバンド
ステージでダンスを披露する子どもたち=佐伯市大手町

 【佐伯】佐伯市最大のイベント「さいき桜まつり」が3月30、31の両日、同市中心部であった。晴天の下、市内外から多くの見物客が訪れ、多彩なステージイベントや大名行列、パレードなどを楽しんだ。

 初日は大手町のお祭り広場(旧佐伯文化会館下)で、市内の文化団体などが太鼓やダンス、歌を披露した。夕方から佐伯藩家老の娘の伝説にちなんだ「菊姫行列」があり、あでやかな衣装に身を包んだ一行が市内を練り歩いた。

 31日は呼び物の「佐伯藩大名行列・明神太鼓」。「下に、下に」のかけ声とともに、武士や殿様に扮(ふん)した約100人が「歴史と文学の道」などを行進した。航空自衛隊西部航空音楽隊や市内外の高校吹奏楽部が市中心部をパレードし、軽快な音色を響かせた。

 両日、「五所明神社春まつり」も同時開催され、盛り上がりに花を添えた。

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