“A級グルメ”が改題して5年ぶりに復活! 5月9日から11日間、JR博多駅前広場で開催

エフエム福岡(福岡市)は、3月27日に春季改編記者会見を開き、5月9日から「HAKATAグルメ大食覧会2024 in JR博多シティ」を開催することを発表した。

「HAKATAグルメ大食覧会」の前身はコロナ禍前の2019年まで実施していた「A級グルメ大食覧会」。14年、同局が発行するグルメ雑誌「ソワニエ(現『ソワニエ+』)」と「ザ・メシュラン」という番組企画がタッグを組んで、福岡のハイレベルな食文化を発信する趣旨で生まれた屋外イベントだ。普段は敷居が高いと感じる店の料理が気軽に食べられ、また複数の店の味を1カ所で楽しめると、毎回、約5万人が来場していた。

5年ぶりに開かれる今回も、福岡市博多区のJR博多駅前広場を会場とするが、より地域色を出すべく改題。期間も11日間に増やし、10万人の集客を目指す。「A級グルメDAY」(5月9〜12日、17〜19日)と「夏だ!ビールだ!泡祭り!Beer Station」(5月13〜16日)の2本立てで構成する。

料理を出すのは現在12店で、14年から参加し続けるのは3店。その一つ、イタリアン「FUCHIGAMI」(福岡市博多区上川端町)の渕上誠剛シェフが会見に出席した。

渕上シェフは「コロナ禍が始まった時、このイベントがなくなりました。ですが、世の中がまた違った形で動き出す年に、こうやって再開できると、僕ら参加店としても意気込んでいるところでございます。自分の店舗もコロナ禍でダメージを受けました。それでも『世の中を元気にするのは食から』というのが、僕ら飲食店としてはベースとしてあるので、このイベントを通じて福岡を盛り上げる、その一端を担えればと考えております。ご期待ください」と熱い思いを口にする。

今回は、佐賀県唐津市の「なかむら牛」と、福岡市中央区などにある「pain stock(パンストック)」とコラボレーションしたメニューを出品。「より生産者と関わる機会が増え、ぜひ『なかむら牛』を広く認知していただこうと(中止された)2020年にも出そうと考えていました。屋外イベントですから、レストランそのものというわけにはいきません。屋外に適して、このイベントでしか味わえないメニューというコンセプトから、バーガーでやるのはどうだろうと。それならバンズも重要になってくるので『パンストック』さんとコラボできないかと。(パンストックの)平山(哲生)シェフも快く引き受けてくださって、試行錯誤を重ねて、このイベントのためだけのバーガーが完成しました」と渕上シェフ。「なかむら牛のハンバーガー アボカドとBBQソース」(2000円)という料理で出される予定だ。

イベント会場への入場は無料。料理や飲み物は現金で購入できず、500円券と300円券と2枚の100円券で構成された1枚1000円のイベントチケットが必要となる。イベント前日の5月8日までは、割安な前売券もプレイガイドなどで販売する。

なお、会見では、夜の時間帯がワイド番組としてリニューアルすることも紹介された。「SQUAIR(スクエア)」(月~木曜午後8:30)という枠タイトルで、月曜から木曜まで計5人のパーソナリティーが、さまざまなジャンルの番組をおくる。

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