西日本は3日(水)午後も激しい雨のおそれ 週後半も天気変わりやすい

3日午後7時の雨の予想

 西日本はきょう(水)午後も、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込み。九州北部を中心に、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。落雷や竜巻などの突風にも注意が必要となる。東日本も今夜にかけて、東海を中心に雨脚の強まる所がある見込み。

落雷・突風にも注意

3日午前10時55分の雨雲の様子(高解像度ナウキャスト)

 この時間、前線に近い九州北部で激しい雨が降っていて、四国や中国でも雨脚の強まっている所がある。

3日昼過ぎの発雷確率

 西日本は午後も局地的に雷を伴った激しい雨の降る所があるため、九州北部を中心に土砂災害や低い土地の氾濫、河川の増水などに注意・警戒が必要だ。発達した雨雲が通過するさいは、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要となる。

天気は回復傾向

予想される天気分布(上:3日夜遅く、下:4日朝)

 日付が4日(木)に変わってからは次第に雨の止む所が多く、東日本の太平洋側は、朝から晴れ間の出る所がある見込み。

あす4日(木)の天気予報と予想気温

 最高気温はきょう(水)より高い地域が多く、仙台は20℃、東京は22℃、名古屋は23℃など、5月上旬~中旬並みとなりそうだ。ただ、関東は午後は湿った風が流れ込むため、雲が広がりやすく夜は南部で弱い雨の降る可能性がある。

金~土 北ほど晴天

5日~7日の天気予報と予想最高気温

 5日(金)は日本海側や北日本で晴れて、6日(土)には比較的雲が多い太平洋側でも、お花見や外出向きの天気になりそうだ。

 ただ、土曜日の夜には九州から雨の範囲が広がり、7日(日)の日中は東日本でも雨の降り出す所がある見通し。週明けも西・東日本の太平洋側は、雨雲の通り道となりそうだ。(気象予報士・高橋和也)

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